フリーターが恥ずかしい…惨めな劣等感を自信に変える20代就職術

フリーターが恥ずかしい…惨めな劣等感を自信に変える20代就職術

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執筆者:StepUp就職ナビ編集長・アキ

3度の転職とフリーターからの再就職を経験。この記事は、新卒・中途(既卒・フリーター含む)の採用担当者として、数百名以上の書類選考および面接を行ってきた実務経験をもとに構成しています。プロフィール詳細

フリーターをある程度の期間継続していると、ふとした瞬間に胸が締め付けられることがありませんか?


 

社会人としてバリバリ働く友人と会うのが億劫…

 

親戚の集まりで「仕事は何してるの?」と聞かれるのが辛い…


フリーターという属性に「恥ずかしさ」や「劣等感」を抱いていると、人生の様々な場面で惨めな気持ちにさせられます。


実は、この記事を書いている私自身も、かつては「夢追いフリーター」でした。


自らこの道を選んだにもかかわらず、社会から取り残されたような孤独と、バイトで生計を立てていることへの「恥じらい」に近い感情を抱えていました。


同じような感情を抱え、それを乗り切ってきた人間として、今のあなたにお伝えしたいことがあります。

今、あなたが感じている「恥ずかしい」という感情は、現状を変える最強のエネルギーになる!

現在の属性に「恥ずかしい」と感じるのは、あなたが自分の人生を好転(変化)させたいと考えている証拠だからです。


本記事では、元フリーターであり採用業務も経験した私が、その感情を武器に変え、胸を張れる自分になるためのロードマップをお渡しします。


目を背けたくなる現実データや、30代以降に訪れる「心の変化」についても包み隠さずお伝えします。どうか最後までお付き合いください。


なぜ「フリーターは恥ずかしい」と感じてしまうのか?心の正体

まず初めに一つお伝えさせてください。


あなたが感じているその「恥ずかしい」という感情は、決してあなたの心が弱いからではありません。


現代社会の仕組みや環境によって「作られた感情」である可能性が高いです。


 

社会の底辺にいる気がする。自分が情けない…

 

友人や知り合いと比べると、私なんて…


こんなふうに自分を責めてしまう前に、まずはその「恥ずかしさ」の正体を解明しましょう。


SNS時代の「比較地獄」:友人・知人の成功が痛い

現代特有の苦しみとして外せないのが、SNSによる「無意識の比較」です。


InstagramやX(旧Twitter)を開けば、友人の結婚報告、ボーナスで買った時計、旅行のきらびやかな写真が流れてくる。


それを見たとき、自分の生活と比べて「自分はなんて惨めなんだ」と感じてしまう。


社会心理学では、これを「相対的剥奪感(そうたいてきはくだつかん)」と呼びます。


実際には、あなたは昨日と同じように生活できており、何かを奪われたわけではありません。

しかし、他者の成功と比較することで、「当然持っているべきものを、自分だけが持っていない」という感覚に陥ってしまうのです。

特に20代後半は、第一次結婚ラッシュや昇進の時期とも重なり、この「比較地獄」に陥りやすい年代と言えるでしょう。

運営者からのヒント

SNSで見えているのは、他人の人生の「ハイライト(最高の瞬間)」だけです。


誰も、仕事での失敗や、将来への不安、夫婦喧嘩などの「舞台裏」は投稿しません。


あなたの日常(舞台裏)と、他人のハイライトを比較して落ち込む必要は全くないのです。

仮に、他者を見て「恥ずかしい」と感じたときは、「あ、今自分は『相対的剥奪感』の罠にかかっているかも」と客観視してみてください。


それだけで、感情の波は少し穏やかになるはずです。


社会的信用と「世間の目」のギャップ

もう一つ、フリーターが恥を感じやすい瞬間。それは、社会システムによって「信用」が数値化されたときではないでしょうか。

  • クレジットカードの審査に落ちた
  • スマートフォンの分割払いが組めなかった
  • 賃貸契約が締結できなかった

「あなたは信用できません」と、社会から烙印を押されたような気分になり、惨めさが込み上げてくる瞬間です。


しかし、相手が見ているのは、あなたの「人間性」や「努力」ではありません。あくまで機械的に算出された「属性スコアリング(雇用形態)」という数字だけです。

フリーターが審査に通りにくい構造的理由
  • 継続安定収入の有無
    金融機関は「金額の多さ」よりも「毎月定額が入るか(安定性)」を重視するため、シフト制は不利になりやすい。
  • 離職率の統計データ
    過去の統計上、正社員に比べて離職率が高いため、貸し倒れリスクが高いと判断される。
  • 社会的信用の定義
    ここでの信用とは「お金を返せる確率」のことであり、「人として信頼できるか」とは全く別の話。

つまり、審査落ちは「アルバイトという雇用形態」が基準に達しなかっただけで、あなたの人格が否定されたわけではありません。


まずはこの事実を切り分けて考えること。それが、恥じらいや劣等感から抜け出す第一歩となります。


その恥ずかしさは「諦めていない証拠」である

ここまで、恥ずかしさの原因を見てきましたが、最後に一番大切なことをお伝えします。

今、あなたが恥じらいを感じているのは、「本当はもっとできるはずだ」「理想の自分になりたい」という向上心の炎が消えていないからです。

もし、自分の人生を諦めていたら、そこに「恥じらい」や「劣等感」は生まれません。あるのは「無関心」だけです。


恥ずかしいと感じるのは、あなたがまだ戦おうとしている証拠。そのエネルギーを、次のステップへ進む推進力にしてください。

「恥」は30代で「諦め」に変わる。今がチャンスの理由

行動を起こすことなく現状維持を続けると、時間だけが残酷に過ぎていきます。


実は、フリーターが抱く感情は、年齢とともに恐ろしい変化を遂げることをご存知でしょうか。


私自身の経験と、多くの就職支援をしてきたデータから、「フリーターの年齢別・感情推移」を作成しました。


あなたの現在地と、未来の自分の姿を確認してください。


【20代中盤】違和感と焦燥が芽生える時期

10代や20代前半までは、「夢がある」「やりたいことを探し中」という言葉が免罪符になりました。


「俺はあいつら(社畜)とは違う」と、スーツを着た友人をどこか見下す余裕さえあったかもしれません。


しかし、20代中盤(23〜25歳頃)に差し掛かると、少しずつ空気が変わります。

訪れる変化
  • 社会人になった友人の羽振りが良くなる(車購入、ボーナス)
  • 飲み会の話題が「仕事の愚痴(責任ある内容)」になり、バイトの話ができなくなる
  • 「まだバイトしてるの?」と悪気なく聞かれ、言葉に詰まる

ここで初めて、「あれ? なんか話が合わなくなってきた」という違和感焦りが芽生えます。


【26歳〜29歳】強烈な恥・劣等感が生じるパニック期

30代という大きな節目が見え始め、劣等感や恥ずかしさがピークに達します。


世間体(親や周囲の目)が痛いほど気になり、周りとの比較で「惨めさ」や「罪悪感」すら覚えるようになるのもこの時期。


今のまま進んだ未来を想像し、大きな不安に襲われ、精神的なストレスも増加します。


まさにパニック……。


しかし、これは逆に大きなチャンスでもあるのです。

この強い「恥」や「劣等感」を感じている今こそが、新たな一歩を踏み出す(フリーターを卒業する)ための、重要なタイミングだからです。

次のステージに進むと、そのエネルギーが弱まってしまうケースも少なくありません。


だからこそ、フリーターという属性に対して「恥ずかしい」と感じている、「今」なんです。


【30代以降】諦め・自己正当化・麻痺期

恥ずかしさを抱えつつも、そのままフリーターを続けて30代を超えた場合どうなるか。


人は強いストレスを抱え続けることはできません。心が壊れてしまうからです。


そのため、30代以降は「恥」が「自己防衛(諦め)」へと変質していきます。


「別に、これが自分の生き方だし(と、思い込むしかない)」


30代のフリーターが陥る3つのパターン
  1. 感情の麻痺(諦め)
    「どうせ自分なんて無理だ」と期待するのをやめ、恥ずかしいという感情すら湧かなくなる。日々の安い楽しみだけで時間を潰すようになる。
  2. 自己正当化
    「正社員なんて搾取されてるだけ」「日本社会が終わってる」と、自分が就職しない理由を外部に求め、プライドを守るために頑固になる。
  3. 社会的孤立
    他者との接触を物理的に断ち、引きこもり化することで「恥」を感じる機会そのものを遮断する。

この状態に陥ると、もう「変わりたい」というエネルギーすら湧いてきません。


つまり、「恥ずかしい」と苦しんでいる今のあなたは、まだ心が生きている証拠なのです。


感情が麻痺してしまう前に、その悔しさを燃料にして、新たな一歩を踏み出してみませんか?

データで見る「フリーター」のリアルと30歳の壁

「精神論はわかったけど、現実はどうなの?」


ここからは、少し厳しい現実(ファクト)をお伝えしなければなりません。感情ではなく、数字で見たときの「フリーターのリスク」です。


生涯賃金「1億円」の格差

「正社員とフリーターでは、生涯賃金に1億円以上の差がつく」


一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、これは都市伝説ではなく、厚生労働省などの統計に基づく現実的な試算です。


独立行政法人労働政策研究・研修機構のデータ(ユースフル労働統計2023)によると、

大学・大学院卒の男性が定年までフルタイムの正社員を続けた場合の生涯賃金は約2億5,000万円

定年までフルタイムの非正規雇用(フリーター)を続けた場合の生涯賃金は約1億4,000万円

その差は、なんと約1億1,000万円。家が2軒建つほどの金額差です。


生涯賃金格差のグラフ


この「赤い矢印」の部分が、雇用形態の違いだけで失ってしまう金額です。


さらに厳しいのは、ここには「見えないお金」が含まれていないこと。


正社員の場合、社会保険料(厚生年金・健康保険)の半分を会社が払ってくれています。

大きな差がつく理由
  • 賞与(ボーナス)の有無
    正社員には年2回のボーナスがあるケースが多いが、基本バイトにはありません。これが30年~40年積み重なると巨額の差になります。
  • 昇給カーブの違い
    正社員は勤続年数や役職に応じて給料が上がりますが、バイトの時給は上限(頭打ち)が早く来ます。
  • 退職金制度
    多くの正社員には退職金がありますが、フリーターにはありません。老後のスタート地点で数百万~数千万円の差が開きます。

将来受け取る年金額まで含めると、老後を迎えた時点で、資産には決定的な差がついているのです。


30代フリーターの就職率と「未経験」の賞味期限

「今はまだ遊びたいし、30歳になったら本気出す」


もしあなたがそう考えているなら、この事実だけは知っておいてください。

労働市場において、29歳と30歳の間には、見えないが高い壁が存在します。

20代のうちは「ポテンシャル(伸びしろ)」で採用してもらえます。「未経験ですが、やる気はあります!」という言葉が、通用する時期です。


しかし、30代に入った瞬間、企業の視線は「即戦力」へと切り替わります。


また、フリーター期間が長くなるほど、正社員への移行率が低下するというデータもあります。(独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査)

フリーター期間と就職率
  • フリーター期間が半年以内:6割以上が就職に成功
  • フリーター期間が3年以上:就職成功率は半数以下に低下

選択肢が豊富なうちに動かなければ、選べる仕事は過酷な労働環境のものばかりになってしまうリスクがあるのです。


結婚・住宅ローン・親の介護:ライフイベントのハードル

仕事だけではありません。人生のイベントにおいても、フリーターという属性は大きなハンデになります。


特に男性の場合、結婚におけるハードルは極めて高いのが現実です。


総務省の調査では、30代前半の男性正社員の既婚率が約57.8%なのに対し、同年代のパート・アルバイト男性は約13.6%にとどまります。

運営者からのヒント

これは「愛があればお金なんて関係ない」という綺麗事では済まされない現実です。


結婚は生活そのもの。パートナーの親御さんへの挨拶、将来の子育て費用、もしもの時の備え…


それらを考えたとき、不安定な雇用形態では「責任を持てない」と判断されてしまうことが多いのです。

「自分一人ならなんとかなる」 確かにその通りだと思います。


しかし、「守りたい人や家族ができたとき、何もしてあげられない自分」にならないために、今の内から動いておくのが正解ではないでしょうか。


【実践編】「恥ずかしい自分」を卒業し、自信を取り戻す3つのステップ

ここまで読んでくださったあなたなら、新たなステージに進む覚悟ができているのではないでしょうか。


ここからは、今すぐ実践できる具体的なアクションプランをお伝えします。


いきなり「求人を検索して面接に行け」とは言いません。まずは、自信を取り戻す準備運動から始めましょう。


ステップ1:生活リズムと外見の「社会人化」

「形から入る」というのは、実は心理学的にも非常に理にかなった方法です。


私たちの脳は、自分の行動や外見に合わせて、内面のセルフイメージを調整する性質があるからです。


もし今、昼夜逆転の生活をしていて、鏡に映る自分がボサボサの髪をしているなら、自信が持てないのは当然です。


まずは騙されたと思って、以下の3つを実行してみてください。

社会人化
  • 朝7時に起き、カーテンを開けて日光を浴びる(セロトニンを分泌させ、メンタルを安定させる)
  • 美容室に行き、清潔感のある髪型にする(就活のためと伝えればOK)
  • スーツをクリーニングに出す、または安くてもいいので新調する

鏡の前に立ったとき、「お、意外と社会人っぽいじゃん」と思えたら勝ちです。


その「根拠のない自信」こそが、面接官に好印象を与える最大の武器になります。


まずは見た目を「正社員仕様」に変えることで、脳を「社会人モード」に切り替えましょう。


ステップ2:空白期間・フリーター歴の「翻訳」作業

就活で最も気が重いのが、「空白期間、何してたの?」という質問対策でしょう。


確かに、フリーターというのは正規雇用の状態から見れば「空白期間」なのかもしれません。


しかし、必要以上に警戒する必要ありません。なぜなら、アルバイト経験は伝え方次第で「強い武器」となるからです。


▼適切な伝え方は、以下のページで詳しく解説しています。様々なアルバイト経験をテンプレとして紹介しているので、合せてご覧ください。


ステップ3:一人で戦わない(就職エージェントの戦略的活用)

最後のステップは、これらを「一人でやらない」ことです。


孤独な就活は、メンタルが折れやすい。「不採用=人格否定」と捉えてしまい、一つ落ちただけで再起不能になってしまう人が後を絶ちません。


だからこそ、あなたの盾となり、伴走してくれる「就職エージェント」を味方につけてください。

運営者からのヒント

「エージェントに行く服がない」「怒られそうで怖い」と心配していませんか?


安心してください。世の中にはフリーター・既卒の就職支援を専門に行うエージェントが存在します。


彼らは、あなたと同様の悩みを持つ人を何千人も見てきたプロです。経歴をバカにすることも、説教をすることも絶対にありません。

プロに頼ることは、甘えではなく「効率的な戦略」です。


また、エージェントの利用を推奨するのは、単に求人紹介だけに留まらないメリットがあるからです。

エージェントのメリット
  • 「フリーター歓迎」の企業だけを選別してくれる(門前払いの回避)
  • 客観的な「強み」を見つけてくれる(自己分析の深化)
  • 面接日程の調整や、言いにくい条件交渉を代行してくれる

最短ルートで正社員になるために、使える手札はすべて使い切りましょう。

まとめ:今の「恥ずかしさ」は、数年後の「笑い話」になる

ここまで、耳の痛い話もお伝えしてきましたが、最後まで読んでくださったあなたなら大丈夫。


あなたは「自分の現状」から逃げずに直視できる人です。その勇気さえあれば、人生をより良い方向へと導けるはず。


今、あなたが抱えている恥ずかしさや劣等感。これらは、一生消えない傷跡のように思えるかもしれません。


しかし、これだけは自信を持ってお伝えできます。

あなたが行動を起こし、正社員としての新しい生活を手に入れたとき、その感情は「あの頃は辛かったな」という笑い話に変わります。

私の場合は、1社目の会社を辞めて写真家の「夢」を追っていたのですが、今では仲間内のネタになっていますからね。


フリーターを続ける限り、根本的に「恥ずかしい」という気持ちを解決できる手はありません。


だから、その感情をエネルギーに変えて行動し、一歩を踏み出した人だけが見える景色を見て欲しい。

未来の景色
  • ボーナスが振り込まれ、通帳残高を見てニヤリ
  • 「職業欄」に会社員と堂々と記入できる安堵感
  • 久しぶりに実家に帰り、親の安心した笑顔を見る瞬間
  • 友人・知人に引け目を感じることなく会える瞬間
  • 素敵な出会いに積極的になれる人生

これらは決して夢物語ではなく、たった数ヶ月の行動で手に入る現実です。


「いつかやろう」の「いつか」は来ません。
恥ずかしいと苦しんでいる今、この瞬間が、あなたの人生で一番若く、エネルギーに満ちている瞬間です。


まずは、エージェントの公式サイトを覗いてみるだけでも構いません。


今日踏み出す小さな一歩が、あなたの未来を大きく変えるきっかけになるはずです。