就活がうまくいかず、卒業後も実家暮らし。周りの友人が社会人として活躍する姿を見て、SNSを開くのが辛くなる日はありませんか。
ネットの掲示板や知恵袋を見ると、「女子だから就職できなくても大丈夫」「適当にバイトでもして、結婚すれば何とかなるよ」といった言葉が並んでいます。
こうした言葉に少しだけ救われる…。その気持ちはよく分かります。しかし、本当にそのままで「何とかなる」のでしょうか。
結論からお伝えすると、「女性だから」という理由で非正規雇用(アルバイト・派遣など)で働き続けるのは、将来の選択肢を極端に狭めてしまうリスクをはらんでいます。
今は良くても、年齢を重ねるにつれて、取り返しのつかない「後悔」に繋がるかもしれません。
この記事では、過去に採用担当として数百人の若者と面接をしてきた経験と、公的なデータに基づき、安易な選択に潜む「リアルな現実」を解説します。
そして、今の迷いを断ち切り、自分らしい人生を歩み始めるための「ネクストステップ」をご提案します。
就活に失敗して既卒になり、「これから先、どうすればいいんだろう…」と将来への不安を抱えているのは、決してあなただけではありません。
しかし、立ち止まっている間にも時間は過ぎていきます。
まずは、あなたの周りにあふれる「声」と、心の中にある「本音」を整理してみましょう。
友人や知人、あるいは親から、次のような言葉をかけられたことはないでしょうか。(ネット上にも散見されます)
「無理して就職しなくても、アルバイトでもしながら良い人を見つけ、結婚すればいいんじゃない?」
一見すると、傷ついたあなたを気遣う優しい言葉に聞こえます。
しかし、この言葉をそのまま受け入れてしまうのは、長期的に見ると、将来的にリスクとなって返ってくる可能性があります。
「女子だから大丈夫」という言葉は、あなたの可能性を信じ、キャリアを応援することを放棄した「優しい残酷さ」を含んでいるのです。
周囲の優しい言葉とは裏腹に、あなた自身は強い「不安」や「迷い」を抱えているのではないでしょうか。
周りは「何とかなるよ」って言うけど、このままで本当にいいのかな…
親の優しさに甘えちゃってるけど、いつまでもこのままじゃダメだよね…
親の優しさに触れるたび胸をよぎる申し訳なさ。「このまま年齢を重ねたらどうなるのか」という将来への漠然とした不安。
焦る気持ちとは裏腹に、一度失敗した就活にもう一度向き合うのは、簡単ではないですよね。
だからこそ、まずは焦らずに「非正規のままでいることのリアルな将来」を一緒に確認してみませんか。
一昔前であれば、次のようなことも一つの選択肢だったかもしれません。
「定職に就くことなく、非正規として働きながら、良い人を見つけて結婚する」
しかし、今の時代において「結婚だけに将来を委ねる選択」は、リスクが高まりやすい生き方と言わざるを得ません。
厳しい内容かもしれませんが、あなたの今後の人生を守るために知っておいてほしい「3つの現実」をお伝えします。
「若さと愛嬌があれば、女子は結婚できる」というのは、もはや過去の神話です。
長引く不況や物価高の影響もあり、現代の未婚男性の多くは「結婚後も共働きをしてくれる女性」を望んでいます。
つまり、男性側もパートナーに対して「経済的な自立」や「仕事への理解」を求めるようになっているということ。
令和5年時点で、共働き世帯数は専業主婦世帯数の3倍に。未婚女性の理想も、未婚男性の将来のパートナーに対する期待も、家庭と仕事の両立を望む人の割合が上昇するなど、若い世代の理想とする生き方、働き方は変わってきている。
婚活市場においても、正社員としての勤務経験がない状態は、「家計を支える意識が低そう」「社会常識がなさそう」といったネガティブな印象を持たれがちです。
つまり、あなたの魅力とは関係のないところで、将来のパートナー選びの選択肢を狭めてしまう可能性があるということです。
将来的に「子どもが欲しい」と考えた時、正社員と非正規とでは、受けられる恩恵に大きな格差が生まれます。
正社員であれば、「産休」や「育休」の制度が整っており、休業中も手当を受け取りながら、安心して職場復帰を目指すことができます。
一方で、アルバイトや派遣といった雇用形態でも法的な取得権利はありますが、現実問題として「そのまま契約満了で退職」となるケースが少なくありません。
一度キャリアが途切れてしまうと、子育てが落ち着いた後に「30代・正社員経験なし・ブランクあり」という非常に厳しい条件で、再び職探しをすることになってしまいます。
若いうちに正社員としての基盤を作っておくことは、将来の自分と子どもを守るための「切符」を手に入れることでもあるのです。
「経済力のある男性と結婚し、養ってもらう」という選択は、言い換えれば「自分の人生の手綱を、完全にパートナーへ委ねてしまう」ことでもあります。
もしも、パートナーが病気で働けなくなったり、リストラに遭ったりしたらどうなるでしょうか?
あるいは、パートナーとの関係が冷え切り、離婚が現実的となったとしたら…。
自分に経済力や、再就職できるだけのキャリア(正社員経験)がないと、「どんなに辛くても、我慢してその環境に居続けるしかない」という状況に追い込まれるリスクがあります。
「正社員として働く」ということは、単にお金を稼ぐためだけではないんですね。
いざという時に、「自分の意思で人生の選択肢を自由に選べる」という最高のお守りになるのです。
まだ、間に合います。
そのお守りは今からでも十分に取りに行けます。
就活に失敗した原因を、「自分の能力が足りなかったから」と考えてしまう方も多いかもしれません。
しかし実際には、問題は能力ではなく「進め方」や「選んだ戦場」にあることがほとんどなのです。
就活に一度失敗したとしても、就職を諦める必要はありません。
なぜなら今の就職市場は、既卒の挑戦を受け止める余地が、想像以上に残されているからです。
今の就職市場を知れば、諦める必要がないことを理解いただけるはずです。
実は、世間が思っている以上に、今の既卒の就職市場には「追い風」が吹いています。
以下の3つは、実際の求人動向や国の制度変更に基づく、現実的な事実です。
企業規模にこだわらなければ、日本中の中小企業が「若手人材」を喉から手が出るほど欲しがっています。
支援体制も充実している今、あなたが「出遅れてしまった人」という認識は、完全に間違いなのです。
―― この恵まれた環境を活用し、もう一度、正社員就職にトライしてみませんか?
▼前述の3つの事実や詳細データについては、以下の記事で詳しく解説しています。併せて参考にしてみてください。
「安定して長く働きたい」という思いから、就活で「事務職」を希望し、結果として内定がもらえず卒業を迎えてしまった方も多いのではないでしょうか。
実は、就活に失敗してしまった背景には、この「一般事務」という職種が、異常なほどの「超・激戦区」であることが関係しているかもしれません。
厚生労働省のデータによると、一般事務の有効求人倍率は「0.37倍」。求人1件に対して約3人が殺到する狭き門なのです。
厳しい戦いに挑んだ結果だった…あなたに落ち度はありません。
ですが、女性としての働きやすさを重視するなら、事務系の職種を選ぶのは間違ってはいません。
「もう、あんなに厳しい戦いをする気力がない」という方もいるでしょうが、ここで諦めるのはもったいないかもしれません。
視点を少しズラすだけで、未経験からでも採用されやすい「事務系」の求人はたくさん見つかります。
また、「座り仕事が良い」「パソコンを使った仕事がしたい」という理由で事務を希望していたのであれば、そもそも事務職という枠にこだわる必要もありません。
さらに近年は、「手に職がつく」「在宅勤務がしやすい」「産休・育休からの復帰率が高い」という理由で、文系未経験からITエンジニアを目指す女性も増えています。
一般事務という狭い枠にとらわれず、少し視野を広げるだけで、あなたらしく長く働ける場所が見つかるかもしれません。
就活に失敗した女性の中には、責任感の強さから「一人で何とかしなきゃ…」と、誰にも相談できずに抱え込んでしまう人が少なくありません。
しかし、就職という局面を、たった一人で乗り切る必要はありません。むしろ、自己分析から履歴書の作成、面接対策までを独力で行うには限界があります。
ここは迷わず、既卒の就職支援に特化した「就職エージェント」を使い倒してください。
エージェントを利用することは、決して消極的な選択ではありません。使えるリソースをフル活用して内定を勝ち取るための、賢い「戦略」です。
特に、女性の支援に強いエージェントであれば、前述した「IT事務」などの穴場求人や、産休・育休の取得実績がある企業などをピンポイントで紹介してくれます。
「どの会社が安全なのか分からない」「ブラック企業に入ってしまわないか怖い」という不安も、プロという伴走者がいれば払拭できるはずです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
「厳しい現実」の話もしましたが、それは決してあなたを怖がらせるためではありません。
これから長く続く人生において、あなたに後悔してほしくないからです。
正社員として働き、経済的な自立を果たすこと。それは、「自分の足で立ち、自分の意思で人生の選択肢を選び取る力」を手に入れることでもあります。
「休日に親の目を気にすることなく、自分のお金で買い物を楽しむ」
「久しぶりに会う同級生に、堂々と今の仕事の話をする」
そんな日常を取り戻す。その自信こそが、結果として、あなたにとって最も幸せな出会いや未来を引き寄せるのではないでしょうか。
今はまだ、完璧な将来のプランが描けていなくても問題ありません。「まずは誰かに話を聞いてもらおうかな」という、ほんの少しの勇気があれば十分です。
あなたの人生の主役は、あなた自身です。これからの新しい一歩を、心から応援しています。
